三回目








  

「…………」
「…………」
 暫し、二人の間を沈黙が流れる。
 今起こっている出来事が理解できずに、徴矢はただ相手が何者なのかと見つめる事しかできなかった。そんな徴矢を見返して、男はにこりと微笑む。
 笑い返してみるが、顔がちっとも笑顔になっていない。
 徴矢はとりあえず頬を抓ってみる事にした。が、痛い。もっと抓るが痛くないということなど無かった。しかしそれに納得する事が出来ずに、徴矢は己の頬を抓りまくる。
(コレは夢だ、夢だ、夢に違いない!)
 しかし、依然として頬は痛いワケで。
 もしかして、最近の夢は痛みまで感じるようになっているのだろうか。だとしたら、凄まじい進化である。今自分が居る夢の世界を現実だと思ってしまうのも仕方ないかもしれない。しかし、何度抓っても目が覚めないとは強情な夢である。
 必死になって頬を抓る徴矢に、男は汗を垂らしながら問いかけた。
「どうしたの? ……もしかして、これが夢だと思ってる?」
 こども教育番組のお兄さんばりに優しい笑顔でそう言われて、思わず頷く。いや、頷かずにはいられなかった。何故なら――

 目の前に居る男が、異常な姿をしていたから。

 オレンジに近い髪色というのは珍しいが、それはまだ金髪で片付けられる。顔もまあ、認めるのは悔しいが、一般から見たらイケメンだろう。さしずめ微笑みの貴公子か。だが、男にはそんな好印象すら爆破して消してしまうような特徴を備えていた。
 頭部から生える、二本の枯れ朽ち捻じ曲がった木のような、角。
 そして、体を覆うマントから出た、そんなもんどっから引き摺って来たとでも言いたくなるような、黒く大きな翼。
 コレを見て夢じゃないなんて思わないほうが、どうかしている。
 徴矢はちっとも覚めない現実に口を引きつらせながら、どうしたらいいのかと考えた。
(訳解らん、なんだこれ……いきなりノートがピカーでコスプレ男が登場とか、それどこの漫画? と、兎に角冷静に考えろ俺…………コイツ誰だ……こんなヤツ知らねぇぞ、っていうかこんなヤツ知り合いにいて堪るか! だ、だとすればコイツ、勝手に俺の部屋に入ってきたって事だよな?)
「やだなあ……冗談は止めてよ。僕を呼び出したのは君なのにさ」
 ぐるぐると考えていた徴矢は、その言葉に顔を上げた。
「俺が……お前を呼び出した?」
 顔一面に不可解だという表情を表した徴矢に、男は困ったように首を傾げる。
「そうだよ。ほら」
 言いながら、男はノートの上から一歩だけ進み、今まで自分の乗っていたノートを拾い上げた。そうして開いていた頁を徴矢の前に広げてみせる。そこに在ったのは、少し焼け焦げた徴矢が描いた落書きの魔法陣だった。
「この僕を呼び出す魔法陣と、召喚約定の朗誦。そして、今一番大事なものを捧げる。……これだけやっておいて今更冗談を言うなんて、酷いなあ」
 言いながら口をへの字に曲げる男に、徴矢は口を開けたまま男の言葉を反芻する。
 ――魔法陣?
 もしかして、そのノートに描いた「魔子ちゃんの間違った魔法陣」の落書きのことだろうか。
 ――召喚約定?
 もしかして、魔子ちゃんが悪魔召喚をするために言っていたあの呪文のことだろうか。
「……で……今一番大事な物が…………五百円ですか……」
 固い声でそういうと、男はにっこりと笑った。
「良く解らないけど、僕を呼び出せたって事は余程大事なものだったんじゃないかな?」
 そりゃあ今月はピンチで、五百円も自分にとっては一万円くらいに価値のある大事なものだったが、だからと言ってそれで悪魔が召喚できるものだろうか。
 普通、悪魔が代償とするものは人間の一部だとか命だろうに、それが五百円で召喚出来るだなんて安過ぎる。一回分の昼食やオヤツ代と一緒だ。幾らなんでもありえないだろう。
 それに、儀式などやっていなくても、ちっとやそっとの間違いと、こんな適当な魔法陣で出現してしまう悪魔なんてどう考えても情けなさ過ぎる。
 そんな悪魔が居たとしたら、この世界は今頃悪魔で溢れているだろう。
(やっぱコイツただの変人だ、不法侵入してきたコスプレ男だ。そうに違いない)
 大体、この大科学時代に悪魔だなんて非現実的な存在が存在するわけない。夢でもない限り悪魔なんているはずがないのだ。しかし、これはどうやら夢ではないようで。
 となると、目の前にいる相手はどう考えても不法侵入のコスプレ男にしかならないのだ。
 突然現れたのは、多分、マリックかセロ並みのマジックで登場したからそう見えたのだろう。そうに違いない。決して魔法なんかじゃない。
 徴矢は必死で目の前の事件を簡単に片付けながら、思考を冷静にしようとした。
 だが、目の前の男はそんな徴矢の思いなど知らず、人の良さそうな笑みを浮かべている。
「いやあ、でも良かった。僕を呼んでくれた人が、こんなに僕好みで……僕はついてるなあ」
 何だか勝手な事をぶつくさ言ってるが、これはチャンスだ。
 今の内に電話で警察に連絡をして、この危なげな男を連れて行ってもらおう。しかし、警察はすぐに駆けつけてくれるだろうか。最近はこういう事例や悪戯も多いだろうから、もしかすると「部屋に突然コスプレ男が乱入してきたんです」と言っても、「パーティーとお酒はほどほどにね」とか軽く言われてしまうかもしれない。
 日本もアメリカンになったものだ。
 しかし、電話をしないわけにはいかない。こういう男は色んな意味で危ない。もしかすると、徴矢はこのままガッとつかまれてコキッとされるかもしれないのだ。そんな人生の終わりは御免である。
 それに、今自分がこのまま死んでしまったら、死後家族や他人が自分のエロ本エロゲを見つけてしまう。それは幾らなんでもヤバイ。死んでもそれだけは嫌だった。
(パソコンにだってエロ画像何枚もあるんだぞ、それを残して死んでたまるかよおおお!!)
 ここで死んでしまったら、末代までの恥を作ってしまう。やはり何とかして男を撃退しなければ。
 とりあえずはまず電話をかけてみようと、徴矢は携帯がどこにあるかを探した。と、探し物が見つかる。携帯は男の後方に転がっていた。残念ながらここからは手が届かない。
(うーん……どうしよう…………下手に行動して危ない事になったらなあ……)
 思案顔でどうしたものかと考えている徴矢に、男は何かおかしさを感じたのか、片眉を上げた。
「……? ねえ君、どこ見てるの?」
 疑うようなその声に肩をビクつかせて、徴矢は思わず男の顔を見る。
「い、いや何もどこも見てませんッ! お気になさらず!」
 そういうが、男は気にせずにいてくれなかった。更に顔を歪めてコチラの顔をじっと見てくる。
「……なんかおかしいなあ…………ねえ君、本当に僕を呼び出した本人?」
 男の機嫌が微妙になってきた、これはヤバイ。
 何とか男を機嫌の良いままでいさせて、それとなく警察に連絡しなければ自分の命は無い。いや、命を獲られるかどうかは解らないが、とりあえず危ない事には変わりないだろう。
 徴矢は立ち上がって、必死の笑みで男に話しかけた。
 男の方が背が高くて、見上げなければ行けないのには少し腹が立ったが、ここで変な対抗心を燃やしても仕方ない。とりあえず、平身低頭で行かなければ。
「いやー、まあ、そうなのかどうなのか……えーと、まあとりあえずそこ等辺に座ってくださいよ。お願いだからそこどいて座って下さい」
 うっかり失言するが、残念ながら徴矢自身は気付いていない。
 その言葉に、男は一層怪訝そうな顔をして、横を通り過ぎようとする徴矢の肩を掴む。そうして、簡単に自分の目の前へと徴矢を引き戻した。
 驚いて相手を見る澄矢に、相手は相変わらず怪訝そうな目でこちらを見やる。
「ねえ、本当に君が僕を呼び出したの?」
 どこか背筋の寒くなる、美しすぎる翠色の瞳が自分を見つめる。
 その色の深さに言葉をなくして、徴矢はどうすればいいのかと必死で頭を働かせた。だが、相手の目がこちらをじっと見つめていることに動揺して、全然考えが纏らない。
 思いつくことと言えば、自分が持っているエロ本やエロゲへの心配で、この事態を切り抜けることなんてちっとも思いつかなかった。
 けれど、相手がその答えを出すまで待ってくれるはずなど無く。
「ねえ」
 段々と冷えていく問いかけの言葉に、徴矢はどうすればいいのかと心内で頭を抱えた。
 下手な事を言うと殺される、ガッでコキャッだ。それだけは絶対に避けたい。だが、避けるための答えが見つからない。さっきからエロ関係をどう処分するかで頭が一杯だ。
 これも一種の現実逃避なのだろうかと一層混乱する徴矢に、男はもう一度、問うた。
「……ねえ」
 背中一面に鳥肌を立てるような、絶対零度の問いかけ。
「………………」
 ――その冷えた言葉に、徴矢の中の緊張の糸が切れた。
「……るか……」
「え?」
「知るか知るか知るかよそんなことバーカバーカ! 悪魔とかわけわかんねーっつーの! この時代に悪魔なんているワケねーよ、いい加減にしろ不法侵入コスプレ男!! お前なんか警察にさっさと持って行かれちまえーっ!」
 肩を固定されたままがたがたと体を動かして、ありったけの混乱した台詞をぶつける。最早徴矢の頭の中には後先というものなど無く、ただ混乱した思考のままに行動することしか残っていなかった。もう考えるのも面倒だ。こんな状況でまともに考えられるはずが無い。
 そんな徴矢を男は驚きながら見つめていたが、やがて徴矢の行動の意味が解り、また先程のどこか怖気を感じさせる表情へと戻った。
「……君、僕を…………悪魔を、信じてないの?」
 少し低くなって、明らかに怒気を含んだような声。
 けれども徴矢には、もうその声が警告する危険を感じ取る事はできなかった。
「それがどうしたコンチクショー!!」
「…………そう。」
 男が、静かに言い放つ。
 そして――いきなり、男は徴矢の両肩を掴んで、視線を自分へと固定した。
「!」
 驚き瞠目し男を見やる徴矢に、男はどこか暗さを含んだ顔のまま、ニヤリと笑う。
「君の記憶……――暴かせて貰うよ」
 その顔は、人間の見せる笑顔じゃない。
 背筋を一気に凍らせ体温を下げるような、冷たくて恐ろしい、綺麗な笑顔。
 その顔は、とても人間が出来るような笑顔じゃなかった。
 そう、まるで……――――
「離、せ……!」
 目の前の相手のどうしようもない真実の姿を見ても尚認められず、徴矢は逃れようと体を捩った。だが相手の力は強くて逃れられない。
 逸らそうとした目は、相手の変化に見開き瞠目した。
 自分を見つめる、美しく輝く緑色の瞳。
 美しいその瞳に縁取られた瞳孔が、まるで閉じる扉のように細くなっていく。
 例えるなら、猫。
(そんな……!?)
 こんなこと、人間じゃ出来ない。出来るはずが無い。
 冷水を浴びせられたように一気に顔を青くする徴矢に、男は以前笑ったままでその瞳を徴矢の目へとかち合わせた。徴矢の鳶色の瞳に、男の顔が映る。
 瞬間、徴矢は心臓を押し掴まれるような衝撃に体を大きく振るわせた。
(な、んだ……これ……っ!?)
 痛みや辛さは無い。だが、胸が変だ。脈が速くなって、息苦しくなって、息が出来ないような感覚に陥る。耳の奥で聞こえる轟音に、何が起こったのか解らずただ徴矢は混乱した。
 だが、目が逸らされることは無い。いや、逸らす事が出来なかった。
 まるで相手に魅入られてしまったかのように、腕一本、足一本動かない。逃げようとしても足は冷たく固まったままで、まるで別の者の足のようだった。
 一体、自分はどうしてしまったのか。
 冷や汗を頬に伝わせる徴矢を見つめながら、男は猫のような目を細めた。
「ふぅん……なるほどね…………僕は偶然召喚されてしまったわけか……。ついてないなぁ……千年に一度の確率じゃないか、こんなの……」
 明らかにガッカリした口調で俯く相手に、少しだけ申し訳なくなる。だがそれとこれとは別だ。どんな事を言われようと、偶然は偶然だったわけで謝る筋合いは……
 そこまで考えて、徴矢は我に返った。
(いや、つーか俺まだコイツが本物の悪魔だって認めてねーし!)
 こしゃくな男である。危うく相手が悪魔だと信じそうになった。猫の目なんてまるで本物のように見えたが、危ない。これも手品かもしれないのだ。というか手品だ。たぶん手品だろう。手品という事にしておいてくださいお願いします。
 兎も角、そんな奴の言葉をほいほいと軽く信じるわけには行かない。
 徴矢は気をしっかり持つと、どうにかこの事態から抜け出せないかと考え始めた。だが一方の男は面白く無さそうな顔をして顔をあげ、何かに気付いたように顔を輝かせた。
 その変わりように最後肩がビクッとなる。
 どうでもいいが、いい加減猫の目を止めて欲しい。
「……いや、待てよ……コレは案外、ついてるのかもしれない」
「……は?」
 思わず眉を寄せ口の端を引き上げた徴矢に構わず、男は勝手にうんうんと頷く。
「うん、そうだ、そうだよな……だって、こんなコに呼んで貰えたんだもんな」
 言いながら、男は今まで徴矢の肩を掴んでいた手を離して、すっと徴矢の頬に当てた。自分の体温よりも暖かい手を感じ、じわりと頬が熱を吸う。
 男は訳が解らないとばかりに顔を歪める徴矢に、最初に出てきたときのような爽やかな笑顔でにっこりと笑った。
「ねえ、悪魔を呼び出したからには、何か代償がいるっていう事実くらいは君も知ってるよね?」
「代償……?」
 怪訝な顔で問い返すと、男は満足げな笑みを口元に浮かべながら、その頬に当てた手をすっと下へと落とした。撫でられた感触に肌がざわつく。その感覚に気を取られた徴矢に熱っぽい目を向けながら、男は言い放った。
「そう、代償。……だから、今、その代償をくれないかな?」
 男の目が次第に人間と同じものに戻っていく。
 そんな相手の目を見ながら、徴矢はぶつけられた言葉をようやく理解してまた顔を青く染めた。
(だ……代償って、命か、命か!? やっぱ命なのかぁああ!?)
 古今東西怪しいものと付き合うには、それなりの代償が付き物だと言われている。悪魔だったら命を頂戴とか言われたっておかしくは無いだろう。いや、絶対言われる。そして命を獲られてしまうに違いない。そうなると自分は一瞬でお陀仏だ。
 どうしようとダラダラ汗を垂らす徴矢に、男は笑みを浮かべたまま口を開いた。
「これは“決まり”でもあり、“代価”だからね……だから、何と言おうと貰うよ」
「そ、そ、そ、それあやっぱり命を」
 口が回らなくなりつつも滑稽に震えそうになる口で問う。
 すると相手はその反応や良しとでも言うように笑みを深くすると、目をどこか怪しげに細めた。何故かその姿にどきりとする。これは恐怖からのものだろうか。いや、恐怖に違いない。徴矢は必死に自分自身をそう納得させながら、相手の返答を待った。
 もし命で正解だなんて言われたらどうしよう。その時はやはりガッでコキャッだろうか。いやもしくは胸に手をズボッでギュッとされてスポッと心臓を抜かれてしまうのだろうか。小気味いい三段調子で命が終ってしまうのだろうか。ああどうあったとしても、命を獲られるのだけは嫌だ。
 想像が変な方向へと行きつつある徴矢に、男はようやく答えた。
「やだなあ、今時そんな古風なヤツの方が少ないよ。少なくとも僕はそういう類の悪魔じゃないし……もしかして怖かったの? ……ふふ、安心してよ。僕はそんなことはしないから」
「そ……そうですか……」
 まあ、そう言うのなら多分大丈夫なのだろう。ふふ、とかいう笑い方にまたサブイボが立ったが、殺されないなら何でもいい。
 しかし安心した端から新たな疑問が湧いて、徴矢は首を傾げた。
(あれ、じゃあ、何を代償にするんだ……?)
 徴矢の困惑した表情を待っていましたと言わんばかりに、男はまたあのまるで悪魔のようなどこか薄ら寒くなる微笑を閃かせる。そうして、告げた。

「僕が欲しいのはね……君の――――“快楽”だよ……」

「…………………………はい?」
「僕が欲しいのは、君の命じゃない。君が感じる“快楽”が欲しいんだ……」
「…………」
 徴矢はその言葉に一気に何かが崩れ落ちていくのを感じた。
 快楽って何だ快楽って。今時の昼メロドラマでも言わなさそうな、昔のトレンディドラマみたいな台詞に一気に頭が冷静になっていくのを感じながら、徴矢は今更目の前の男の異常さに顔を歪めた。
 コスプレマジシャンの上に、男にこんな事を言う変態。これは最早通報規定レベルを遥か高く超えているに違いない。多分泣きながら訴えれば警察はマッハで来てくれるに違いない。自分が女だったら機動隊も呼んでくれるだろうか。兎も角徴矢にとってはそれほど目の前の相手は変態に思えた。
 自分だってエロ漫画エロゲ大好き人間だが、ここまで腐っちゃいない。
 男に「君の快楽おくれYO!」とか訳わからなさ過ぎて逆に怖い。怖すぎて頭が冷静に戻ってしまった。大体、快楽が欲しいとはどういうことなのだろうか。
「混乱してるみたいだけど、きっとすぐに意味が分かるよ」
「いや、わかんなくていーし! ってか早速ベタベタ触ってんじゃねぇ変態男!」
 首筋に張り付いてきた手を叩き落しながら男を睨むと、相手はさも嬉しそうに目を細めて叩き落された手の指をぺろりと舐めた。きもい、きも過ぎる。
 思わず顔を嫌そうに歪めた徴矢に、男は笑ったままで口を動かした。
「ふぅん? ……まだ、君は僕が悪魔だって信じてないんだ?」
「当然だろっ!! この大科学時代にそんな非現実的なモンいるかよ!」
 即答した徴矢は、すぐさまそれが失言だったのだと気づく。
 男の目は、また笑わずにどこか怪しい色で徴矢を凝視していた。
「じゃあ、今から嫌というほど教えてあげるよ。……僕が、本当の悪魔だって」
「え……」
 一瞬びくりと怯えた徴矢に、男は畳み掛けるように呟く。
「さあ、始めようか?」
 男の瞳孔が片方、また猫の目のように細くなる。

 そうして徴矢は、相手が「本物の悪魔」だということを嫌というほど知らされる事となった。




 
 
   





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後書的なもの
 
攻めさんご登場。
  年上で上背があり、主人公よりも大きい。そんな攻めも好きです。
  そして意地悪なら文句の言いようがありません。好き嫌いしませんとも。
  しかし受けには異常なこだわりがある辺り、自分が変態だと解ります。

2008/07/11...       

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